営業マン養成コーチの気づき

営業マンを養成するコーチが日々の仕事や生活のなかで気づいたことや学んだことを綴ります。

正社員不足で中途採用続く、新卒採用も前年上回る

 

おはようございます!

営業マン養成コーチです。

 

企業の従業員不足感がさらに強まっているようで、産業別では「建設業」、「医療、福祉」、「運輸業、郵便業」が3大トップ。それにサービス業とか娯楽業とか不動産業とかが続いているようです。

しかし、これらの産業って景気動向に関らず、いつでも不足感のある業界ではないでしょうか?だって、「3K」ですやん。退職者が多い業界ですね。

また、労働集約型産業であることも大きな要因で、他の産業のように「企業努力によるしくみ化によって人手を減らして生産性を上げる」ことがやりづらい産業であるため、どうしてもある程度の人数を揃える必要があります。このことも従業員不足感がいつまでも続く要因だと言えるでしょう。

 

これらの産業は景気動向が下向きのときにも従業員不足感がある産業ですから、景気が上向きでほとんどの産業で人手不足感がある現在においては、相当、不足感が強い状況にあるんでしょうね。採用を強化するとともに、現在の従業員をなんとか辞めさせないように引き付けておく必要があります。「餃子の王将」なんて、全社員対象に月1万円のベア実施だそうです。従業員のみなさん、よかったですねえ。

 

〈以下、ニュース内容〉

厚生労働省の2月の労働経済動向調査によると、企業の正社員不足がさらに強まっていることが分かった。

2月1日現在、正社員等の労働者過不足判断D.I.(「不足」と回答した事業所の割合から「過剰」と回答した事業所の割合を差し引いた値)は22ポイントとなり、11期連続の不足となった。13年8月調査(15ポイント)、13年11月調査(17ポイント)を上回り、正社員不足がさらに強まっている。

産業別に見ると、「建設業」(44ポイント)、「医療、福祉」(42ポイント)、運輸業,郵便業」(40ポイント)、「サービス業」(34ポイント)、「学術研究, 専門・技術サービス業」(33ポイント)、「情報通信業」(29ポイント)、「生活関連サービス業、娯楽業」(28ポイント)、「不動産業,物品賃貸業」(24ポイント)などで人材不足感が強い。

 

13年10~12月に中途採用を実施した事業所は全体の56%で、前年同期(55%)とほぼ同じ水準。「医療、福祉」(73%)、「宿泊業,飲食サービス業」(70%)は7割以上の事業所が中途採用を行った。1~3月も半数の事業所が中途採用を予定している。

 

2月1日現在、2014年大卒予定者に採用内定を出した事業所は、文系39%(前年同期35%)、理系37%(同31%)でいずれも前年同期を上回った。産業別に見ると、「情報通信業」(文系72%、理系70%)「金融業,保険業」(同70%、理系60%)で採用内定を出した事業所が多い。

調査は2月1日~7日、主要産業の30人規模以上の事業所のうち5835事業所を抽出し、850事業所から有効回答を得た。

[3月13日/日本人材ニュース]