理研 小保方さん〈理系女子)のSTAP細胞は本当に存在するのか?
こんにちは!
営業マン養成コーチです。
毎日、TV報道でSTAP細胞が騒がれていますね。何が問題なんでしょうか?
■ あらためて、STAP細胞とは?
1月末に理研(理化学研究所)の小保方ユニットリーダーが英科学誌ネイチャーに発表したSTAP細胞に関する論文が話題になりました。というのも、この細胞は、若いマウスからとった血液細胞のリンパ球を弱い酸で刺激するだけで、様々な細胞になれる「万能細胞」になるという、生物学の常識を覆す内容だったから。再生医療への応用への期待も高まり、また小保方ユニットリーダーが理系女子にしてはおしゃれで可愛いということもあり、小保方さんは「時の人」となりました。
■ まず、2月中旬に疑惑が…。
論文の画像や記述などに不自然な点があるとの「疑惑」がインターネットなどで表面化した。 → 「単純ミス」として、理研は「研究成果は揺るがない」と強気の立場をとりました。
■ 3月に公表したSTAP細胞の詳しい作製手順書の中に、本当にリンパ球からつくられたのか疑問を抱かせる記述があった。
・ネイチャー論文では、STAP細胞がリンパ球からつくられた証拠として特徴的な 遺伝子の変化が見つかったとしていたが、裏付けデータが十分でなかったうえ、3月公表の作製手順書では、STAP細胞を改変させた細胞(STAP幹細胞)にこの遺伝子の変化が見つからなかったという追加説明があり、不自然さが指摘されました。
・画像流用の疑いが指摘された
→ ネイチャー論文に掲載された画像はSTAP細胞が筋肉や腸の組織などに変化したものと説明され、万能性を示す有力な証拠とされました。だが、この画像は、小保方さんが2011年の博士論文で骨髄の中に元々含まれている万能細胞からできたと説明した画像と酷似していました。これはSTAP細胞とは由来が根本的に異なるものでした。このことを論文共著者であった山梨大教授が指摘しています。
■ STAP細胞の存在を疑う声が増えている
浮上した論文の問題より、STAP細胞の存在について疑問を呈する声が増えてきました。そもそもSTAP細胞は存在せず、
・マウスの体内にあった未知の万能細胞が、弱酸性の中で生き残ったのではないか?
・比較実験などで使ったES細胞が混入したのではないか?
・故意にES細胞を混ぜたのではないか?
という声があがっています。
論文の主張通りのSTAP細胞が存在することを証明するには、理研以外の研究者がSTAP細胞を作れることを示すしかありません。
と、上記のような事態になっており、現在、理化学研究所が論文の撤退も含め、検討を始める事態になったという訳です。
画期的!と大騒ぎになった論文で、「これでもう若返りも可能よね!」などの報道もされ、絶賛されたSTAP細胞だっただけに一旦疑惑が広がると、反発も大きくなってしまうんですね…。
とりあえず。